技術・製品

過酷な救命現場に対応【日本光電】

「半自動除細動器」発売

半自動除細動器「デフィブリレータ EMS‐1052 カルジオライフ EMS」

日本光電(社長=荻野博一氏、東京都新宿区)は、プレホスピタル(病院外での救急活動)の過酷な救命現場で、より高度な救命処置を支援することを目的に、開発した半自動除細動器「デフィブリレータ EMS‐1052 カルジオライフ EMS」を発売した。

同製品はクラス最小(幅約217×高さ約255×奥行約140㍉㍍)・最軽量(約4・2㌔㌘)を実現し、救命現場での機動性を追求するとともに、解析時間最短3秒、エネルギー充電時間3秒未満の高速解析・充電により胸骨圧迫中断時間の短縮をサポートする。

マイナス20度からプラス50度の温度条件に加え、IP55に準拠した高い防塵・防水性能を誇り、過酷な環境での使用が可能。バッテリ1本で6時間の長時間モニタリングができる。

患者のバイタルサイン(心電図や観血/非観血血圧、SpO2 、体温、CO2などの生体情報)のモニタリング機能を充実させ、同製品1台でモニタリングと除細動に対応できる。

胸骨圧迫の深度・頻度・傾きを計測し、LED表示と音声ガイダンスで知らせるCPR(心肺蘇生)アシスト「CPR‐1100」(別売)と連携が可能となる。

心電図波形や電気ショック回数などのデータ、周囲の音などの大切なデータは内部メモリに加え、SDカードへ2重保存。内部保存データは本体で確認、SDカードにコピーできる。SDカード保存データはパソコンで参照可能(オプション)。