「ホスピタルショウ2019」に3日間で7万人弱が来場
今年も日医機協ブースを出展
日本病院会(会長=相澤孝夫氏)と日本経営協会(理事長=岡島芳明氏)は共催して、7月17日㈬から19日㈮の3日間を会期に、東京・有明の東京ビッグサイトで「国際モダンホスピタルショウ2019」を開催した。今回は317社・団体が出展し、会期中に7万人に迫る多数の来場者が訪れた。また、ホスピタルショウに毎年、出展している日本医療機器協会(理事長=中島孝夫氏、日医機協)は、今年も医療機器・ヘルスケアIoTゾーンに日医機協ブースを出展した。
国際モダンホスピタルショウ2019は『健康・医療・福祉の未来をひらく~世代と国境を越えた豊かな共生を目指して~』をメインテーマに開催。展示会場では超高速通信を活用したスマート治療室やオンライン服薬指導などの主催者企画が好評を博したほか、医療機器や映像ソリューション、在宅医療、介護、福祉--など、国内外の最先端技術やシステムが展示され、関心を集めた。
一方、日本医療機器協会のホスピタルショウへの出展は、2013年の初出展以来、今年で7回目となる。当初は10小間(12企業・団体)から始まった出展も年々、その規模が拡大し、今回は21小間(19企業・団体)での出展となった。
日医機協ブースの出展内容としては、会員企業のアイエスケーが『ガーグル・バッグ』や『どこでもすイマッ
ト』、秋山製作所が『縫合針・縫合糸』や『リハビリ関連製品』、新井製作所が『針ボックスホルダー』や『点滴スタンド』、eastsidemedが『聴診器』や『マノメーター』、NECフィールディングが『アフターサービス・ソリューション』、オカダ医材が『ブロムダールのアレルギーフリーピアス』、ケイセイ医科工業が『電動シャワートローリー』--などを紹介した。
また、河野製作所が『国産吸収性縫合糸』や『世界最小直径30μmの針付縫合糸』、泉工医科工業が『麻酔器PIXYSⅡ』や『低圧持続吸引器メラサキューム009』、タイホーが『カテーテル治療関連の収納庫・カート』、タカゾノが『AGEsセンサー』や『麻薬保管庫』、田中医科器械製作所が『鋼製小物』、松吉医科器械が『ストレッチャー』や『聴診器』、三田理化メディカルが『尿バッグフック』や『点滴キャップ』、メッツが『ME機器管理システム』や『手術器材滅菌・洗浄管理システム』--などを出品した。
さらに、日医機協ブースには、日医機協と医工連携事業で協力関係にある文京区や大田区産業振興協会、宮崎県北部医療関連産業振興等協議会が出展。それぞれが取り組む医療機器関連企業と、ものづくり企業を結びつける医工連携マッチング事業をPRした。
そのほか、今回から新たな試みとして、日医機協ブース内にプレゼンテーションステージを設置。会員企業の秋山製作所や第一医科、ワシエスメディカル、フジタ医科器械、常光、プラトンジャパン、シンクロア--らが自社の製品やサービスを来場者らにアピールした。1セッション20分のプレゼンが始まると、多くに来場者が立ち止まって聞き入り、注目を集めた。