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新年度事業計画を推進へ【OMETA】

「2019年度通常総会」を開催

「2019年度通常総会」での審議の様子

海外医療機器技術協力会(会長=松本謙一氏、OMETA)は、6月5日㈬午後3時から、東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントで「2019年度通常総会」を開催した。

総会は司会の矢野守専務理事が「正会員総数69社中、出席30社、委任状提出38社」と総会の成立を告げ、開会した。

これを受け、議長に選任された松本会長が「激動の世界情勢が続いており、直近では円高ドル安の状況など、揺れ動いている世界の中で、われわれOMETAもどう対応していくか、皆さま方共々、勉強していければと思う」とあいさつしたあと、議案の審議に入った。

議案は①平成30年度事業報告②平成30年度決算報告③2019年度事業計画④2019年度活動予算⑤理事の一部変更--の5件。いずれの議案とも矢野専務理事が報告、説明を行い、全議案とも承認、可決した。

このうち、2019年度事業計画では▽JICA(国際協力機構)およびJETRO(日本貿易振興機構)との情報交換と連携▽経産省、厚労省との情報交換▽ODA(国際開発援助)案件の勉強会、意見交換会の実施▽海外の医療機器の法規制などの会員企業への情報提供▽厚労省輸出証明書発給申請書類の円滑な照合業務の遂行と、厚労省の敏速な発給業務を支援する▽OMETA証明書(非医療器製品の流通の証明)の信頼性向上に努める▽ODA案件の供与医療機材の稼働状況と保守管理契約状況を調査する▽ODA案件などで納入された医療機材維持管理の問い合わせへの対応▽JICAや国内医療機関からの受託等による技術者を派遣する▽海外の医療機器技術者の受け入れ、研修プログラムを提案する--などの事業推進を決定した。

一方、理事の一部変更では、理事会社の担当者の交代にともない、根本裕司氏(ミズホ社長)と荒瀬秀夫氏(アトムメディカルインターナショナル部長)が、新たに理事に就任した。